イジー・シャラモウンJiří Šalamoun
長年活躍してきた
チェコアニメには欠かせないアニメ作家
1935年4月17日プラハ生まれ。
プラハ芸術アカデミーとライプチヒのブックアートで学びます。
絵本のイラスト、アニメーションのデザインの他、タイポグラフィやポスターの制作に意欲的に取り組みました。
数多くの展覧会を開催し、受賞歴も多い作家です。
一見、グロテスクに見える彼の絵ですが、その色使いはとてもおしゃれで、品の良さを感じさせます。
登場するキャラクターは、皮肉っぽいものも多いのですが、ユーモラスで憎めない愛すべきキャラクターたちです。
代表作の巨大な犬の話、“Maxipes Fík”(“マキシペス・フィーク”)は、1975年、チェコの大人気番組「ヴェチェルニーチェク(おやすみアニメ)」で放送されて以来、今に至るまで絶大な人気を誇り、チェコで最も有名なアニメの一つとして、チェコのこどもたちの間で親しまれています。
その他、トールキンの「指輪物語」のイラストを手掛けたこともあり、多くの分野で活躍しております。
1990年から2003年まで、プラハ工芸美術大学で教鞭をとり、1992年には、マイアミ大学でも学生にグラフィックを教え、多くのデザイナーを育成し、世に送り出しました。
©Krátký Film Praha,a.s.