ボブ ア ボべック

～チェコが生んだ名コンビ、ボブ＆ボベック～

マジシャンのシルクハットの中から現れたのは、二匹のウサギ、ボブとボベック。
大きいウサギが、ボブ。頭が良くて頼りになります。
小さいウサギが、ボベック。こどもっぽいところがありますが、好奇心いっぱいです。

シンプルな線で描かれたキャラクター。
ウサギと言えば、可愛いイメージがありますが、
この二匹は、ほとんど無表情で、ひょうひょうとしています。
コントのようなその動きは、期待感があふれ、
二匹を見ていると「次に何をしてくれるんだろう？」と
見るものの心を惹きつけます。
いろんな事件に遭遇しますが、独創的なアイデアと、
ナイスなコンビネーションで愉快に解決していくこのアニメは、
1978年の放送以来、30年以上ずっと大人気を誇り、
チェコでは誰でも知っている国民的アニメのキャラクターです。

作家は、シンプルな線画が特徴のウラジミール・イラーネク。
シンプルな線画に独特のユーモアを味付けする
チェコを代表するアニメ作家です。
ボブとボベックは、今日も、シルクハットに乗って
どこかの町に行っていることでしょう。